答弁「独立行政法人の運営について

(平成18年3月23日参議院総務委員会会議録より抜粋)


(前略)
景山俊太郎 自由民主党の景山俊太郎です。
  独立行政法人情報通信機構法及び独立行政法人消防研究所法の、対しまして、若干質問をさせていただきます。
  独立行政法人化というものとか非公務員化というものは、スリム化をするとかいろんな機能を果たしているということにおいては確かに大きな役割を果たすと期待をされております。しかし、こうしたいい制度と言われるものをつくりましても、運用が悪かったり、又はそのいろんなやり方、人の配置、そういうものが悪かったり、また気構えですね、気迫というものがなかったならば、決していい私は仕事ができないと思います。
  そこで、山崎副大臣に、全般、独立行政法人全般について伺いたいと思いますけれども。
  独立行政法人につきましての見直しの大きな柱としては、職員の非公務員化というのが挙げられます。ところが、独立行政法人の多くは、その運営費の大部分というのは、自分らでもうけはしないんですよ。結局、国からお金をもらって仕事をやる、これはしようがありませんけれども、そこにはやはり厳しさとか、一般会社のような、非常に、毎日毎日闘争のような感じはないと思うんですね。結局私は親方日の丸、これに尽きるような感じがいたしております。だから、こういう意識の下で非公務員化をしても、私は、毎日朝から出て夕方までただ勤めればいい、そういう親方日の丸的な意識というものをどうやって払拭していくかと、そのことが一番大切じゃないかと思いますので、この点について、まず山崎副大臣の御見解を伺いたいと思います。
○副大臣(山崎力君) 独立行政法人でございますけれども、これは、御承知のとおり特殊な立場でございまして、公共性の見地から仕事はちゃんとやってもらわなければ困るということであるが、国が直接実施するところまでは必要ないだろうと、しかしながら、それじゃ民間にそれを任せればちゃんとやって、必ずそれをやって実施してくれるかということを考えるとそこもまた難しかろうと、こういうところをしっかりやっていこうという組織として設立された法人でございます。そういったところから、いわゆるもうけて自分で動かしていくという独立採算制というのは当然無理だというのがほとんどでございますし、そういった意味では、やはり政府の方で財政措置を講じていかなきゃならぬと、まあそういった性格を本来持ってるんではという形がございます。
  ただ、そういった中でもそういう、今、景山委員御指摘のとおりの問題点があるものですから、目標管理や厳格な事後評価の実施であるとか業務の透明性の確保、そういったものを努めなきゃいかぬと、あるいは運営費交付金の供与が直ちに業務運営の非効率を来すことのないようにというような制度設計をしようと、こういうことでまずつくられているというふうにお考え願いたいと思います。
  そして、その職員の身分、その身分につきましても国と、やはり独立した法人格を有しているということでございますから国家公務員とは本来相入れないものと考えられますが、国家公務員の身分を維持する必要のある以外は、やはりそういった関係から非公務員とすることを基本的な考え方にしていると、こういうことでございます。
  そこで、そういった方々に対して非公務員ということでやっていただく、お金の方は国の方等から来るわけでございまして、そういった中で、どういうことをやれば国民から期待される独立行政法人の運営ができるかという点からいきますと、やはり役職員の非公務員化の、そういったメリットとしては、そういった国家公務員法がこういった形で適用されなくなるわけでございますから、民間企業並みの弾力的な運営であるとか勤務形態の導入である、あるいは民間との人事交流が円滑にすることが可能になるということで、より質の高い効率的なサービスの提供が可能となるという柔軟性のある業務運営ができるということが挙げられます。そういった点をやっていただくということが本題でございます。
  委員御指摘のとおり、そういった気持ちで、この独立行政法人の職員、役職員の人たちがそういう気持ちを持ってしっかり業務に、やっていただくということを我々は期待しておりますし国民も期待しているところでございますので、その方向でやっていただけるものというふうに考えながらこの問題を当方としても見ていきたいというふうに思っております。

○景山俊太郎君 しっかりと行政評価なども入れてやっていただかないことには、とてもこれまでと変わらないような状態が続くんじゃないかと思います。
  次に、独立行政法人の職員は非公務員化されます。それまでの国家公務員法上の兼業規制というのがなくなるんですね。すると、法人における本業と、それから兼業先での両方で報酬を受けるようになるんじゃないかと思います。また、旅費とか研究費とかいろいろな問題が出てくると思います。
(後略)